中高年からの膝痛2

膝関節は、屈伸によって関節が栄養を補給したり、老廃物を排泄したりする関節であることを知りました。

現代生活は、膝の屈伸がとても少ないライフスタイルになっています。このことが膝関節の代謝を悪くします。

以前は、農作業などの重労働によって膝関節がダメージを受けることが多かったのですが、現在はその逆です。

膝の屈伸が少ないライフスタイルが、膝の関節液の代謝を悪化させると、栄養と老廃物の出し入れが不足します。

膝関節の動きがスムーズに行なわれるには、膝の軟骨の状態が良いことが大事です。膝の軟骨は、鏡の面の様にツルツルだとスムーズに動きます。

膝の軟骨を鏡の面の様に保つには、関節液からの栄養補給と老廃物の排泄が必要です。しかし、屈伸が少ないとこの働きが鈍ってしまいます。

その結果、膝の軟骨はツルツルであるべきなのに、ザラザラしてくるのです。軟骨がすり減りだします。

これが、中高年の膝の痛みの元です。ここから、膝の障害が拡大して行くのです。

次は、膝の障害の拡大を解説して参りますね。