言い尽くされた感のある「花粉症対策」に挑む7〜解決法を巡って

鼻を中心とした顔面中心線付近が、花粉症状のメインとして発現する場所です。それは、その局所が冷えて乾くことで免疫異常が起き、症状に発展するのです。

症状それぞれをみてみましょう。

鼻づまりは、冷たい空気の侵入を防ぐために起こります。ホコリや雑菌、化学物質などの異物にも同様の反応が起こります。

鼻水は、異物を洗い流すための反応です。雨の日に症状が酷くなるのは、湿気で粘膜が潤い、免疫力が上がるために起こります。

目のカユミは、炎症が起きると起こります。炎症は充血を伴い、カユミはデトックスを促します。

涙目は、同じく異物の除去反応でデトックス作用です。

秋口から気温が下がりだすと、吸気温が下がりますので、気道中心に冷えます。そして、目の周りは結合織が乏しく、むくみの原因となる水分が多いので冷えます。

秋からの気温低下は、知らないうちに気道を中心に冷えをもたらし、冷えの悪影響が積み重なります。

そして、春先になるとデトックス作用が盛んになって来ます。それと共に花粉の飛来が始まります。

花粉などを利用したリセット的デトックスが花粉症状なのです。冷えの悪影響の積み重ねが、アレルギー反応という辛いデトックス症状を起こします。

つづく