自律神経の大元がある「脳」が収まっているのが頭部です。自律神経が張り巡らされているのが体幹部と四肢です。
このふたつを繋いでいるジョイント部分が首です。首には大きく動くことができる可動域が与えられているために、細くて、支えが弱いのです。
それなのに、人間の頭はとても重たく、しかも高い位置で支えられています。頭の重さは4〜6㎏と言われてます。
ボウリングのボールに換算すると、約9ポンドから13ポンドにもなるのです。頭って、意外と重たいんですね。
ボウリングのボールを両手で持って、上げていることをイメージしてみて下さい。さて、何分支えられますか?すぐに疲れてしまいます。
この頭を支え続けているのが、首の筋肉(首の深層筋)です。起きている間じゅうずっと支え続けているわけです。
首の筋肉の負担が、相当なものになることは容易に想像できます。凝らないはずが無いと言っても良いです。
さて、凝ってしまうことが宿命の「首の深層筋」。凝ってしまうことによって、自律神経の働きには支障が出ないのでしょうか?
つづく