自律神経失調4

脳がうっ血と充血を起こして、血液ぶくれのようになってしまうと、それは慢性的にのぼせたような状態になってしまします。

のぼせているときは、だいたい頭がボーっとしてますから、頭の回転がニブくなってしまいます。サクサク行かなくなります。

それだけではありません。全身に張り巡らされた自律神経からの情報に対して、サクサク対応できなくなってしまいます。

しかし、つねに休み無く、身体の全ての情報を集めて、身体を最適に保つ調整を、いくつも同時に行ない続けなければいけません。

そうすると、自律神経が「つねにオーバーペースで働くことを強いられてしまう」のです。

自律神経には交感神経と副交感神経という、ふたつの神経があります。この神経は、アクセルとブレーキの様に働きます。

交感神経は昼間よく使い、アクセルの役目です。副交感神経は夜間によく使い、ブレーキの役目です。

車を走らせる時はアクセル中心で、車を止める時はブレーキ中心で操作します。自律神経が正常に働いているときは、これがスムーズに行なわれています。

ところが、つねにオーバーペースの状態に陥ってしまうと、まるでアクセルとブレーキを同時に踏んで、車を操作している様になってしまいます。

自律神経のオーバーペースは、自律神経のオーバーワークを招いてしまいます。オーバーワークは疲労を招きます。

自律神経も身体のシステムのひとつですから、不死身でなく、オーバーワークで機能が乱れてしまします。

これが自律神経失調で、自律神経の精妙な制御が乱れた結果、様々な症状が起こりやすくなり、様々な症状が治りにくくなってしまうのです。

つづく