パニック障害は「精神の問題」なのか?

パニック症状は、今まで普通にできていたことができなくなってしまっただけと書きました。

そう、パニック症状は、それを回避するための「自己防衛反応」だったのです。

人間は、辛いこと、嫌なことは避ける様にできています。それがストレスになり、命を弱くするからです。

潜在意識の自己保存本能は、これに対して緊急事態!といえるような「過剰反応」を起こします。これが、パニック症状です。

パニック症状を起こすことによって、自分の「身体」に都合の悪い状況を避けさせる様に働きかけます。

実は「精神的」に弱いのではなく、「身体的」に弱くなってしまっているのです。普通のことが普通にできにくい状態に「身体」が弱くなってしまって起こるのです。

電車とかエレベーターの中は見知らぬ人ばかりで、閉鎖空間だから逃げられないので、安心できなくて、怖くなって、避けたくなってしまうのです。

ところが、私たちは避けたくても乗らなければならない状況を強いられています。だから、潜在意識が緊急事態のような症状を起こし、回避しようとするのです。

パニック症状がメンタル(精神的)な問題でなく、フィジカル(肉体的)な問題で起こることがおわかりいただけたと思います。

では、次は「問題の解決法」ですね。