5月に入り、ぐっと暖かくなってきました。いよいよ初夏の到来ですね。
この時期になると話題になるのが、水分摂取量についてです。多くの記事が「大量の水分摂取を推奨」しています。
しかし、臨床の現場で感じるのは、「水分摂り過ぎの方が身体に悪い」です。実際に水分を摂りすぎると、、、
- 身体が冷える
- 消化力が落ちる
- むくむ
そんなことが起こります。びっくりしませんか?
身体の冷え解消に水分摂取だとか、内臓の調子を良くするために水分摂取とか、むくみの解消に水分摂取とか、信じてやってる人が多いことに驚かされます。
なぜ冷える?:水って、体温より冷たいですね。それを身体にたくさん入れ過ぎたら冷えるのは道理です。胃も冷えるので、動きが悪くなりますね。消化力低下にもつながります。
なぜ消化力が落ちる?:水をたくさん飲んだら、胃液が薄まりますよね。消化能力が落ちます。そのまま小腸に運ばれても栄養を充分吸収できないことも起こり得ます。
なぜむくむ?:むくみは元々、血管から滲み出た水分です。水分摂取が多すぎるとシミです水分も多くなりがちです。そして、むくみの主成分は水分ですから冷えてしまいます。また、むくみはデトックスの逆でもあります。
大量の飲水に医学的根拠がないという学説もあります。 http://www.afpbb.com/articles/-/2373704?pid=2800594
厚生労働省も、大量の飲水を推奨しているわけではありません。http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html
普通に飲食しているだけで、1日1.8~2.3ℓの水分摂取もできています。http://www.kkrhiroshimakinen-hp.org/kakuka/eiyouka/pdf/43.pdf
無理やり、大量に飲むのは健康的ではなくて、
適当に、好い加減に、喉の渇きに合わせて。
これが、基本ですね。