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一般的なスキンケアの意味1

アトピーは皮膚の病気ではなく、
1小腸の粘膜障害
2デトックス力が弱い体質

このふたつの条件が重なりあって起こる「症状」だと書きました。

アトピーという皮膚炎症状が起きる過程についても書きました。

どうして皮膚炎が起こるのかの理解ができたと思います。

では、一般的なスキンケアは意味があるのでしょうか?

症状隠しという点においては意味があります。

でも、アトピーに悩んでるあなたは症状隠しを望んでいませんね。

漫然とスキンケアを繰り返しても良くなってこないし、止めてしまうと悪化するから仕方なく行なっているんではないでしょうか。

むしろ、症状隠しはいけないと思いながらスキンケアを行なっていませんか?

一般のスキンケアは、掃除に例えると意味がわかります。

部屋を掃除しようとほうき(今どきは掃除機ですが:笑)でホコリ等を掃き集めます。

そして、掃き集めたホコリをカーペットの下に掃き込む。これと同じです。

つまり、ホコリが身体に溜まったゴミ、カーペットがスキンケアの軟膏です。

お部屋は本当にキレイになったでしょうか?見た目だけはキレイです。

ホコリは、掃除を重ねる度にカーペットの下に溜まり続けます。

スキンケアでキレイにしている皮膚の下も同じです。

カーペットを取り払うと、溜まりまくったほこりが一気に出て来ます。

これがリバウンドです。

軟膏を塗るのを止めると、リアルな本来の状態が露出するのです。

これは治っていないから起こることですね。

ホコリはちりとりに取って、ゴミ箱に捨てなければお部屋はキレイになったとは言えません。

同じことを、施術で実現すれば良いのだということがおわかりでしょうか。

アトピーは皮膚の病気ではない、のです。2

高分子のまま吸収された栄養は、分解され、ゴミとなります。

通常、ゴミはデトックスによって排泄されます。

しかし、アトピーの方は、
2デトックス力が弱い体質です。

デトックスによってゴミが充分に排泄されません。

身体に蓄積したゴミは皮下に溜まっていきます。

皮下に溜まっているゴミは、身体には不要なものです。要らないものは排泄されます。

要らないゴミが「皮膚炎という症状として排泄されている」これがアトピー性皮膚炎です。

おさらいをしておきましょう。

小腸の粘膜障害で栄養が高分子で吸収される

身体を守る免疫系が異物として認識する

異物を排除する反応が起こる

高分子の栄養は分解されてしまう

ゴミとなって皮下に蓄積する

溜まったゴミが皮膚炎という症状で排泄される

このサイクルが常に起こっているのが、アトピー性皮膚炎なのです。

だから、皮膚に軟膏を塗ってばかりでは解決できないのです。

アレルゲンを除去しても解決しないのです。

食事を制限しても解決しないのです。

現象に対処しても原因は解決できていないのです。

漢和堂的解決は、病態に則して行ないます。

次回から、説明をして行きますね。

アトピーは皮膚の病気ではない、のです。1

アトピー性皮膚炎は皮膚に特有の症状の出る病気ですが、皮膚の病気ではありません。

という話は聞いたことがあるかもしれませんね。では、どんな病因なのでしょうか?

実は、二つの病態が重なって起こる病気なのです。その二つの病態とは、
1小腸の粘膜障害
2デトックス力が弱い です。

詳しく説明しましょう。

1小腸の粘膜障害:小腸は7メートルもある巨大臓器です。そして、広げると表面積はテニスコート1枚から2枚分!それがお腹に収まっています。

普通に考えれば、人体の驚異のひとつですが、そんな巨大臓器がお腹に収まってるんですから、いつもどこかでシステム障害が起こっていても不思議ではないのです。

小腸では食べたものを消化し、栄養を吸収するということが行なわれています。

その際、タンパク質はアミノ酸かペプチドという単位まで分解されてから吸収されます。

ただし、小腸の粘膜の網の目が正常ならばです。

正常でなく、小腸の粘膜の網の目が粗くなっていたらどうでしょう?

アミノ酸、ペプチドまで分解されない高分子のまま吸収されてしまうということが起こってしまします。

そうすると、身体は異物が侵入して来たと勘違いします。免疫システムが作動し排除しようとします。

そして、高分子のままの栄養は免疫系に攻撃され分解されます。そして分解された残骸は身体にとってゴミとなります。

ゴミは身体のデトックス力によって排泄されれば良いのですが、アトピーの方はデトックス力が弱い体質です。

デトックスによってゴミが充分に排泄されず、身体に蓄積していきます。

そして、負の連鎖がアトピー性皮膚炎に繋がって行きます。。。

この続きは次回に。