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甲状腺の病気を考えてみる3

病気を治そうと思ったら、「結果として起こる現象にとらわれない」で、新陳代謝を正常に戻すことが必要です。

まず、新陳代謝に異常が起きてしまった要因を探すことが必要です。漢和堂では、身体に様々な異常を来たす要因は3つあると考えています。

  1. 全身凝りによる身体力の低下
  2. 自律神経の乱れによる多症状化、難治化
  3. 内臓とリンパ機能の低下による体質劣化  です。

この3つの要因(身体の3つのシステム)の狂いを戻すことこそが、病気を治すことであり、新陳代謝を正常に戻す方法なのです。

3つの要因(身体の3つのシステム)の狂いは、首凝りが起点となって起こってきます。ということは、首凝りのケアは必須です。

首凝りはホルモンの司令部である脳下垂体と、ホルモンが作用する体幹部のジョイント部分であり、そして甲状腺の存在している場所です。

この首凝りが、身体の3つのシステムを狂わせていくキッカケとなっているのです。

リッチーケア協会の主催する「ホームケア講座」では、首凝りのセルフケアを少人数で徹底的に伝授するワンデイセミナーを開催しています。www.jrc-a.net

また、身体の3つのシステムの狂いを正すオールインワン施術の「スペシャリスト講座」も学んでキチッと身につけられる様、万全の伝授体制で行なっています。

宣伝はさておき(笑)、首凝りのケアをはじめとし、身体の3つのシステムを整えることで、新陳代謝が元通りになれば、甲状腺機能も回復します。

 

 

 

甲状腺の病気を考えてみる2

甲状腺機能異常症は、甲状腺が異常を起こしたから病気が起こるのではないのです。新陳代謝に異常が起こったから、甲状腺に異常が起きてしまったのです。

これが大きなポイントです。と書きました。甲状腺の機能異常は結果で、原因ではないということですね。

しかし、医療は原因不明でお手上げです。だから、結果である甲状腺にしかアプローチしないのです。原因は解決されないということになります。

医学的解釈での原因は、

  • 甲状腺機能亢進は、自分の免疫が甲状腺を攻撃する、甲状腺を攻撃する原因は不明ですということになっています。
  • 甲状腺機能低下は、慢性の炎症が甲状腺に起こる、甲状腺に炎症が起こる原因は不明ですということになっています。

このふたつのケース、原因の捉え方が間違ってますね。双方とも結果を原因にしてしまっています。

原因は、新陳代謝に異常が起こったからですね。その結果、甲状腺が異常を起こさざるを得なくなってしまったのです。

ということは、病気を治そうと思ったら、「原因を正す」つまり、新陳代謝を正常に戻すことが必要なのです。

つづく

 

甲状腺の病気を考えてみる1

漢和堂の臨床で出会う甲状腺疾患の代表は、甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症です。

甲状腺機能亢進症と言えば「バセドー病」です。甲状腺機能低下症と言えば「橋本病」です。どちらも発見者にちなんで病名が付けられています。

原因も解らず、薬で抑えるか、はたまた手術に至ることもあります。そうすると、生涯ホルモン剤を飲むことになります。

そもそも甲状腺とはどんな組織でしょう?                   →甲状腺ホルモンを作っている内分泌器官です。

甲状腺ホルモンはどんな働きをしているでしょう?               →主に新陳代謝を促進するホルモンです。

甲状腺機能亢進症(バセドー病)はどんな病気ですか?             →新陳代謝が亢進し過ぎてしまう病気です。ホルモンの出過ぎで起こります。

甲状腺機能低下症(橋本病)歯どんな病気ですか?               →新陳代謝が低下してしまう病気です。ホルモンの不足で起こります。

どちらも新陳代謝に異常を来してしまう病気だということがわかりました。では、新陳代謝の異常は、何故いけないんでしょうか?

新陳代謝が亢進し過ぎれば、古い細胞が壊されるスピードに、新しい細胞が作られるスピードが追いつけなくなってしまい、様々な不都合が起こります。

新陳代謝が低下し過ぎれば、古くなった細胞が新しい細胞に生まれ変わるサイクルが鈍り過ぎてしまい、様々な不都合が起こります。

視点を変えると、本当のことが見えて来ます。甲状腺が異常を起こしたから病気が起こるのではないのです。

新陳代謝に異常が起こったから、甲状腺に異常が起きてしまったのです。これが大きなポイントです。

つづく