カテゴリー別アーカイブ: 膝痛

中高年からの膝痛5

では、膝関節の軟骨セルフケア法を伝授します。簡単な方法ですが、持続すれば効果は抜群です。男女、年齢問わず効果が出ます。

やり方:                                  四つん這いになって下さい。膝が当たって痛い方はクッションの上でも構いません。無理しないで下さい。

両手は肩幅の広さに合わせて開いて手のひらを付きます。両足は骨盤の広さに合わせて開いて膝を付きます。

肩と胴体の角度、太ももと胴体の角度は直角で四つん這いになって下さい。

この姿勢から、上下にゆらゆら揺れる。左右にゆらゆら揺れる。時計回りにゆらゆら揺れる。反時計回りにゆらゆら揺れる。これを交互に繰り返して下さい。

大きく揺れることは大事ではありません。無理しないで、自分が心地良くできる範囲で行なって下さい。

時間は30秒くらいでも充分です。ちょっとしたスキマ時間に、マメに行って下さい。短い時間でも、眺めの時間でも構いません。

一回の時間を長く行なうより、何回も繰り返し都度々々行なうことが肝心ですので、気がついたら短時間でも行なう習慣にして下さい。

たったこれだけのことで、膝軟骨の回復が促されます。他の方法では、このようには行きません。

簡単なことですから、是非続けて下さいね。

中高年からの膝痛4

まず、大腿四頭筋の筋力を上げる手軽な方法をご紹介します。この方法は、できるだけたくさん行なって下さい。痛みの出ない範囲でたくさんやるを守って下さい。

2つの方法をご紹介します。                         その1:上向きで寝て、足に力を入れて抜く。力を入れる時間は3秒くらい、決まりはないです。太ももが固くなれば、大腿四頭筋にちゃんと力が入っています。

この方法は、仰向けで寝ていなくてもできます。坐った状態で足を伸ばして足に力を入れても同じ効果があります。

その2:立って移動するとき、例えばトイレで用を足して出たあとにとか、台所に立った時とか手で身体を安定させられるときに、少し膝を折り曲げます。

できる範囲で行なって下さい。少しの屈伸でも効果があります。必ずどこかに手をおいて身体を安定させて行なって下さい。

このふたつの動作を、一日の生活の中で都度々々、行なって下さい。行なえば行なうほど効果的です。ぜひ習慣にして下さい。

次では、軟骨のセルフケアをご紹介しますね。

中高年からの膝痛3

膝関節の屈伸不足で、もうひとつ問題が起こります。それは、大腿四頭筋の筋力低下です。大腿四頭筋は、太ももの前面全体を覆う筋肉です。

この筋肉は屈伸することで鍛えられ、筋力が保たれます。ところが、現代生活の運動不足で大腿四頭筋の筋力が低下してしまうのです。

大腿四頭筋の筋力低下が起こると、膝関節の安定性が悪くなります。簡単に言ってしまうと、膝関節が微妙にグラグラしてしまう。のです。

このことで、膝関節は安定性を失い、慢性的にグラグラすることで関節への負担が増大します。

関節がグラグラして負担が増えると、関節を覆う関節膜に炎症が起こり始めます。これも膝痛のもとになります。

大腿四頭筋の筋肉を鍛えて、関節を支える力が大きくなれば良いのですが、炎症が起きている時の運動は得策ではありません。

通常行なわれる電気治療や湿布は気休めで、治りません。鎮痛剤で痛みをごまかしているに過ぎません。

それと共に行なわれる膝の運動は効果的なものですが、リハビリでちょちょっと行なうくらいでは効果が出にくいのです。

膝の運動は、シッカリやってこそ効果が出るのですが、残念ながらシッカリやれている人はほとんどいません。

そして、この膝の運動は、大腿四頭筋の筋力低下と共に起こる、膝軟骨のすり減りには全く効果がありません。

次では、大腿四頭筋の筋力を上げる方法と膝軟骨のすり減りのセルフケアをお伝えしますね。

中高年からの膝痛2

膝関節は、屈伸によって関節が栄養を補給したり、老廃物を排泄したりする関節であることを知りました。

現代生活は、膝の屈伸がとても少ないライフスタイルになっています。このことが膝関節の代謝を悪くします。

以前は、農作業などの重労働によって膝関節がダメージを受けることが多かったのですが、現在はその逆です。

膝の屈伸が少ないライフスタイルが、膝の関節液の代謝を悪化させると、栄養と老廃物の出し入れが不足します。

膝関節の動きがスムーズに行なわれるには、膝の軟骨の状態が良いことが大事です。膝の軟骨は、鏡の面の様にツルツルだとスムーズに動きます。

膝の軟骨を鏡の面の様に保つには、関節液からの栄養補給と老廃物の排泄が必要です。しかし、屈伸が少ないとこの働きが鈍ってしまいます。

その結果、膝の軟骨はツルツルであるべきなのに、ザラザラしてくるのです。軟骨がすり減りだします。

これが、中高年の膝の痛みの元です。ここから、膝の障害が拡大して行くのです。

次は、膝の障害の拡大を解説して参りますね。

 

中高年からの膝痛1

中高年を元気に過ごすには、膝の健康も必須ですね。膝は傷めない様にケアしておくことが最も大事です。

傷めてしまったら、自宅で毎日欠かさずカンタンなケアをして下さい。そのケアが大事な理由と行ない方を解説して行きます。

膝の関節は、傷めてしまうと治り難い関節です。その理由は、関節の仕組みにあります。

通常、身体の組織は血液から栄養をもらい、血液に老廃物を渡します。しかし膝関節は、関節に入る血管がとても細くて、栄養や老廃物の出し入れが、血液循環だけではまかなえないのです。
膝関節は大きな関節で、大きな働きをしますから、とても細い血管からの血液循環だけでは充分ではありません。
ですから、血管以外から栄養や老廃物の出し入れを行わなければなりません。その役割をしているのが関節液です。関節液から栄養をもらい、関節液に老廃物を渡します。
関節液は、膝の曲げ伸ばしで栄養と老廃物の出し入れを行います。
スポンジをギュッと絞ると、スポンジ内から水分が出て行きます。この様に膝を曲げた時には老廃物が押し出されます。
絞ったスポンジを緩めると、スポンジ内には水分が吸い込まれます。この様に、膝を伸ばした時には栄養が流れ込みます。
膝関節は膝の屈伸(曲げ伸ばし)で栄養や老廃物の出し入れをしていることがお分かりでしょうか。

 

続きはその2へ。

膝の故障3

膝の故障予防ケアには、大腿筋膜張筋のケアが欠かせません。この筋肉はズボンのポケットラインに沿って位置しています。位置が解り易いですね。

この筋肉をケアするには、オリジナルのツボ押し棒(リッチー棒)を使用するのが良いのですが、100円ショップ等で売られている、ミニすりこぎ棒でも代用できます。

棒の先端の丸い部分で、ポケットラインに沿って皮膚に直角で押します。押したときにズ〜ンと響くような心地良さを感じればツボにぴったり当たっています。

このズ〜ンとくる感覚を目処に、ポケットラインに沿って上下に移動しながら押します。時には、押した側の下半身全体に響くこともあります。

片方が終わったら、押した辺りだけでなく、下半身全体が軽くなっていることが実感できるでしょう。

大腿筋膜張筋のケアはとてもカンタンですが、膝の故障予防にはとても大切です。自分で手軽にできますから、毎日行なって下さいね。

膝の故障2

スポーツによる膝の故障を未前に防ぐ方法なんてあるのでしょうか?カンタンな方法で未前に防ぐ方法があります。

膝の故障で最も多いのは、ねじる力によるものです。1度に大きくねじってしまうケースと、何度もねじることによって故障に繋がるものがあります。

どちらのケースの予防にも繋がる方法が「股関節の可動域を広くしておく」ことです。

なぁんだとお感じでしょうか?でも、これがとても大事なことなんです。股関節の可動域を広くするのに大事な筋肉が3つあります。

大腿筋膜張筋:骨盤の外側にある筋肉です。ズボンのポケットの位置にあるので、その筋肉の場所を「ポケットライン」と命名しました。

中臀筋、小臀筋:お尻の上縁で骨盤の骨に沿って手のひらをおいたところに位置する筋肉です。

この3つの筋肉が凝ると、股関節の可動範囲が狭くなります。特に、大腿筋膜張筋は大事です。

この筋肉をセルフケアするだけで股関節の動きが良くなり、下半身の筋疲労まで和らぎます。

次に、この筋肉のセルフケアの方法をお伝えしますね。

膝の故障1

膝関節は傷めてしまうと治りにくい関節です。傷めない様に先回りするケアが大事です。

膝関節の構造を考えてみましょう。膝関節は曲げ伸ばししかできない関節です。ちょうど蝶つがい(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%B6%E7%95%AA)のような構造になっています。

膝は、まっすぐするから折り畳むまでしか動かない関節なんです。ところが、スポーツでは膝にしばしば大きな「ねじる力」が加わります。

これが危ないんですね。ねじる力によって、半月板とか靭帯を損傷してしまします。スポーツ障害です。

膝を故障してしまうことは、アスリートに取って大問題です。引退を余儀なくされてしまうことがありますし、故障に留まれたとしても回復期間のブランクは大きなハンデです。

加えて一度故障してしまうと、つねに再び傷めてしまうのではないかという不安が拭えず、思い切ったプレーの支障となります。

この様なことを考えると、故障してしまうより、故障しない様に予防的にケアしておくことの大事さがおわかりですね。

では、予防的ケア、これを次回にご紹介します。

 

首が凝れば、心も身体も病む。1

首が凝ってる!?                             

誰でも「首インナーマッスル」(首の深層筋)が凝っている!日常の施術で、「誰もが」頭を支えている首の筋肉が凝っている!ということに気付きました。

今まで37年の臨床経験を積んできました。色々な難治性症状にも取り組んできました。
それぞれに成果を上げられて来たのは、「首インナーマッスル」(首の深層筋)の凝りを取る方法を開発したからだと思っています。
癌、心臓病、脳卒中など、生命の危険にさらされてしまう様な病気を経験し、療養されている方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)は凝っている!
アルツハイマー型の認知症、パーキンソン病などの変性疾患、リュウマチなどの膠原病など、治療の決め手がない疾患の方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
自律神経失調、不定愁訴、更年期障害などの症状で悩まれている方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
うつ病、パニック障害、過敏性腸症候群、不眠症などの疾患の方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
アトピー性皮膚炎、乾燥肌、敏感肌、原因不明の湿疹などで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
ぜんそく、アレルギーで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
不妊症、生理不順、月経困難症、月経前症候群などで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
慢性胃炎、逆流性食道炎、慢性便秘、慢性下痢で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
他の内臓疾患で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
過労、ストレス、冷え性、寝不足で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、膝痛で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
頭痛、めまい、肩凝り、眼精疲労で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
五十肩、腱鞘炎、肘痛で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
肥満、やせで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
高血圧、高脂血症、痛風、糖尿病で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
健康な方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
男女を問わず「首インナーマッスル」(首の深層筋)が凝っている!
高齢の方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
若い方々の「くびコアマッスル」も凝っている!
幼児の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
乳児の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
・・・全ての人の「「首インナーマッスル」(首の深層筋)は凝っている!!!
この事実、信じられますか?私は、日常の診療で、来る日もくる日もこの事実に直面しました。
首の凝りを取ることが身体に必要だと結論付けました。
そして、首凝りマイスターへの道が始まりました。
この続きは次回へ!

 

 

膝関節のホームケア

膝関節は、悪くすると回復しにくい関節です。

理由は、膝関節の構造にあります。

関節に、栄養を運んでくれる血管が細~いのです。

だから、血行不良で回復しにくいんですね。

傷めないようにするのが良いわけですが、傷めてしまったらどうするのか?

電気をかける?

温める?

マッサージする?

運動する?

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様々な方法ありますが、効き目は芳しくありません。

漢和堂のおすすめは、「四つん這い揺らし」です。

両手は肩幅に開き、両足は骨盤の幅で四つん這いになります。

そして、前後左右に身体を動かしてあげるのです。

それだけで、膝の自動マッサージになります。

前述の方法より効き目が良いです。

80歳手前の男性、女性でも効き目が出ました。

辛い運動、面倒くさいリハビリは続きません。

簡単で短時間でできるからこそ継続で来て、効果が出るんですね。