中高年からの膝痛1

中高年を元気に過ごすには、膝の健康も必須ですね。膝は傷めない様にケアしておくことが最も大事です。

傷めてしまったら、自宅で毎日欠かさずカンタンなケアをして下さい。そのケアが大事な理由と行ない方を解説して行きます。

膝の関節は、傷めてしまうと治り難い関節です。その理由は、関節の仕組みにあります。

通常、身体の組織は血液から栄養をもらい、血液に老廃物を渡します。しかし膝関節は、関節に入る血管がとても細くて、栄養や老廃物の出し入れが、血液循環だけではまかなえないのです。
膝関節は大きな関節で、大きな働きをしますから、とても細い血管からの血液循環だけでは充分ではありません。
ですから、血管以外から栄養や老廃物の出し入れを行わなければなりません。その役割をしているのが関節液です。関節液から栄養をもらい、関節液に老廃物を渡します。
関節液は、膝の曲げ伸ばしで栄養と老廃物の出し入れを行います。
スポンジをギュッと絞ると、スポンジ内から水分が出て行きます。この様に膝を曲げた時には老廃物が押し出されます。
絞ったスポンジを緩めると、スポンジ内には水分が吸い込まれます。この様に、膝を伸ばした時には栄養が流れ込みます。
膝関節は膝の屈伸(曲げ伸ばし)で栄養や老廃物の出し入れをしていることがお分かりでしょうか。

 

続きはその2へ。