赤くてカサカサした皮膚で、表面のカユミを伴うものは、アトピーのカユミではありません。アトピー症状のデトックスは終わっているのです。
しかし、これが手強いのです。というのも、アトピーの皆さんは、皮膚を気にしているため、いつも皮膚のどこかを触っています。
クセになっているのです。習慣になってしまって、知らないうちに触ってしまっているのです。
皮膚は触るとどうなるか?カユくなるのです。ノーマルスキンの方でも、皮膚を触っているとカユミを誘発します。
そして、掻いてしまいます。厄介なのは、カユミは掻くことによって強くなり、広がって行くのです。あっちもこっちもがカユくてたまらない〜〜〜となってしまうのです。
こうなると、カユいから掻く→皮膚を掻き壊す→掻き壊された皮膚は傷つき回復が遅れてしまう。という悪循環に陥ります。
この様な悪循環を断ち切るため、「皮膚を触らない様にね〜〜〜」とお伝えしていた時期がありました。睡眠時以外は触らないでねと伝えていました。
しかし、上手く行かないのです。皆さんは良くなりたい一心で、触らない様に心がけます。
しかし、触らない様に心がければ心がけるほど、触りたくなりストレスを感じます。そして、触るとカユミがリバウンド、、、掻きまくってしまうのです。
どうするんだ?と途方に暮れ懸かっていたときに友人からヒントが来ました。病気の苦しみを人ごとでなく、自分の問題として施術に当たるということです。
当たり前といえば当たり前のことですが、当たり前のことをできてる医療関係者って、実はまれなんです。
この、当たり前のことを、再度自分の胸に刻むことで突破口が開けました。触らないことを強制しない日常生活を送ってもらうことが可能になりました。
つづく