経皮吸収と経口吸収2(経口吸収編)

さて、口から入っていく飲食物は「身体にとって、危険かもしれない全くの異物」な訳です。

しかし、それらをを取り込んで消化し栄養摂取しないと、身体は維持できません。皮膚などのように、異物をことごとく拒むようなシステムではないのです。

異物をことごとく拒むようなシステムでは、飲食物全てが排除の対象になってしまい、アレルギー反応が起こってしまいます。

ある程度寛容にできているから、飲食物から栄養が吸収できるんですね。だけれども、悪いものが入ってきたときに対処できないとマズいわけです。

だから、まず胃液という酸(塩酸のような酸です)で消毒します。それをかいくぐってしまわれた場合は、嘔吐とか下痢で排泄されます。

こうやって、消化器内は健全に保たれ、消化吸収によって栄養が身体の隅々まで供給されるから、生きていけるわけです。

ところが、経口での飲食物の摂取でもアレルギー反応が起こってしまうことがあります。食物アレルギーです。

これは、飲食物がもともと合わなくて起こるのではなく、身体の寛容力が低下して起こってしまうと考えています。

臨床でいつも経験していることなんですが、経口吸収に対してのアレルギー(食物アレルギー)のある方は、消化器の中心である小腸や身体の全体力が低下している場合が多いのです。

腸や身体の全体力が低下しているので、身体の寛容力も低下してしまうのです。いや、むしろ低下させることで身体を守っているのです。

だから、小腸や身体の全体力を向上させてあげることが、より根本的な問題解決と言えるでしょう。

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つづく