首が凝ると、心も身体も病む。7

なぜ、セルフケアが必要なのか?
私の37年に及ぶ臨床経験から、「くびインナーマッスル」の凝りがない人は殆どありません。凝りの程度が様々なだけです。凝りの程度に差があるのは、ご本人の酷使の状況と回復力に個人差があるからです。
驚くことに、頭の座っていない乳児の「くびインナーマッスル」が凝っていることさえあります。その理由は出産の時に頚を傷めてしまうことがあるからだろうと考えています。
生まれた時から「くびインナーマッスル」の凝りを抱えた乳児は、夜泣きや疳の虫を起こしやすいことまで分かりました。赤ちゃんは自分の辛い症状を言葉で訴えることが出来ません。
だから情緒が不安定になったり、睡眠状態が悪くなってしまうのです。夜泣きや疳の虫は仕方が無いのではなく、「くびインナーマッスル」の凝りを緩和してあげることが大事です。
また、幼児に夜驚症といって、夜間に突然飛び起きて大声で泣きわめくケースがあります。この病症も原因不明で治療法が無いのですが「くびインナーマッスル」施術が有効です。「くびインナーマッスル」の凝りが引き起こしてしまうと考えています。
話を戻しましょう。
では、毎日の日常生活の中で、避けられない凝りを緩和して行くにはどうしたら良いでしょう?
毎日凝ってしまうのだから、毎日の様にマッサージに通う。これは現実的ではありません。(もっとも、通ったとしても肝心のくびコアマッスルの凝りの改善はしてもらえませんが。)
そこで、重要なのが「くびインナーマッスル」のセルフケアという訳です。毎日の通院は出来ない、しかし毎日宿命的に凝るのですから、セルフケアがとても重要なのです。
私は、どなたでも必ず効果を出せるセルフケア法を開発しようと考えました。
何故なら、巷にセルフケア法はあふれていますが、効果的なものが殆ど無いからです。原因のひとつに、ツボを的確に捉える方法が無いと言うことが上げられます。
一般の方にとって、ツボを的確に捉えるということは容易ではないことを臨床で経験していました。しかし、どなたでも絶対ツボを外さないセルフケア法を開発しようと思っていました。
さらに効果を直後に実感することが出来て、短時間で効果があり、いつでもどこでも出来る方法を開発しようと、欲張りとも思える目標を立てました。
試行錯誤の末、セルフケア法を開発しました。開発当初は手で行うする不ケアを提唱していましたが、「手で行っていると手が疲れて肩が凝ってしまう」という本末転倒的な声を多数いただき、セルフケアを行う道具の開発もしました。
これが、「リッチー棒(Richy-bow)」の」開発に至る経緯ですが、その材質や形状を決めるのに一年の歳月を費やしました。「リッチー棒(Richy-bow)」の登場で、問題は解消されました。
この方法はとても効果的で、その場で凝りの緩和が実感出来ます。解りやすく、短時間で、どこでも行えます。
「首インナーマッスル」セルフケアは、その特質を活かしていつでもどこでも行えて、効果的です。また、「リッチー棒(Richy-bow)」は皆さんに携帯していただけるセルフケアの必需品となりました。
次は、セルフケアの方法をお伝えします!