カテゴリー別アーカイブ: アトピー

【アトピー、回復への道すじ】2

まず、ゴワゴワガサガサや、ジクジクベタベタのアトピースキンの回復は、急激には起こりません。

最も酷いところに目が行きがちですが、そこが急に改善することもありません。比較的に酷くない部位が、ゆっくり改善しだします。

最初は緩やかで、目立たない改善なので、最も治りたいと思っているご本人でさえ気付かないくらいです。

満潮の海の潮が引き始める様子を想像して下さい。引き始めは気付きません、そして随分引いた頃に気付きます。気付くと一気に干潮がおとずれます。

この様なイメージで回復が進みます。まず、比較的悪くないところの皮膚(数カ所の場合もあります)のゴワゴワやジクジクが和らいできます。

ゴワゴワ→カサカサ、ゴワついて厚ぼったい皮膚が薄くなるイメージです。

ジクジク→カラカラ、浸出液の排泄が止まり、皮膚が乾いてきます。

比較的酷くない部分から始まる、この様な改善は、満ち潮が引く様に改善されて行くのです。

酷いところがドンドン改善されて行くのではなく、酷くないところがだんだん広がって行きます。

つづく

 

【アトピー、回復への道すじ】1

慢性のアトピー性皮膚炎は回復までにいくつかの段階があります。一般的な回復への道すじを紹介します。

アトピー病変部位の皮膚は、ガサガサゴワゴワになっているか、ジクジクベタベタになっています。
まず最初に、ガサガサゴワゴワ、ジクジクベタベタの程度が軽くなってきます。はじめのうちは、自分で回復は自覚しにくい傾向があります。
アトピーに限らず、どんな状態の方でもだいたい同じなんですが、どうしても自分の最も悪い部分に目がいってしまうからなんです。
最も悪い部分から回復してくるのではなく、比較的状態の良い部分から回復してくるので、最も悪い部分にばかり目がいってしまっていると、気がつかないものなのです。
自分はアトピーでとっても苦しんでいるから、回復に気付かないはずはない。と思っている方ほど気付かなかったりします。
最も悪い部分が良くなってこそ、見え方も違ってくるわけですから仕方のないことなのですが、比較的状態の良い部分に目を向けて、ほんのわずかな回復も捉えられる様になると、前向きで明るい気持ちになれます。
実は、このことがとても大事なのです。前向きに明るい気持ちになると、希望が湧いてきます。そして心は、希望が希望を育むという良い連鎖を起こしていきます。
これが、回復を早めたりしてくれるのです。わずかな回復への気付きは、気がつかないことが多いのですが、気付くことで回復を早めてあげられます。
私たちは、皆さんの回復の状態を的確につかんでお伝えすることで、気付きのキッカケとなり、希望が希望を育む連鎖もつくって参ります。
つづく

首が凝れば、心も身体も病む。1

首が凝ってる!?                             

誰でも「首インナーマッスル」(首の深層筋)が凝っている!日常の施術で、「誰もが」頭を支えている首の筋肉が凝っている!ということに気付きました。

今まで37年の臨床経験を積んできました。色々な難治性症状にも取り組んできました。
それぞれに成果を上げられて来たのは、「首インナーマッスル」(首の深層筋)の凝りを取る方法を開発したからだと思っています。
癌、心臓病、脳卒中など、生命の危険にさらされてしまう様な病気を経験し、療養されている方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)は凝っている!
アルツハイマー型の認知症、パーキンソン病などの変性疾患、リュウマチなどの膠原病など、治療の決め手がない疾患の方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
自律神経失調、不定愁訴、更年期障害などの症状で悩まれている方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
うつ病、パニック障害、過敏性腸症候群、不眠症などの疾患の方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
アトピー性皮膚炎、乾燥肌、敏感肌、原因不明の湿疹などで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
ぜんそく、アレルギーで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
不妊症、生理不順、月経困難症、月経前症候群などで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
慢性胃炎、逆流性食道炎、慢性便秘、慢性下痢で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
他の内臓疾患で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
過労、ストレス、冷え性、寝不足で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、膝痛で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
頭痛、めまい、肩凝り、眼精疲労で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
五十肩、腱鞘炎、肘痛で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
肥満、やせで悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
高血圧、高脂血症、痛風、糖尿病で悩んでいる方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
健康な方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
男女を問わず「首インナーマッスル」(首の深層筋)が凝っている!
高齢の方々の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
若い方々の「くびコアマッスル」も凝っている!
幼児の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
乳児の「首インナーマッスル」(首の深層筋)も凝っている!
・・・全ての人の「「首インナーマッスル」(首の深層筋)は凝っている!!!
この事実、信じられますか?私は、日常の診療で、来る日もくる日もこの事実に直面しました。
首の凝りを取ることが身体に必要だと結論付けました。
そして、首凝りマイスターへの道が始まりました。
この続きは次回へ!

 

 

アトピーに食事制限は要らないですね。

アトピーに食事制限は要らないです。

制限はむしろマイナスになったりします。

理由は簡単、ストレスになるからです。

ストレスが増えて、回復する病気なんてありません。

ストレスと食事の害を天秤にかけて、どうかという比較の問題です。

漢和堂では、極力食事制限をしません。

玄米菜食なんて強要しません。肉食べるの全く問題ありません。

お菓子だって、インスタントだって、お酒だって大丈夫です。

節度を持って、めちゃくちゃしなければ良いのです。

こうやってアトピーの人はアトピーからサヨナラしています。

アトピーのカユミと、掻き壊しのカユミの違い4

施術によって皮膚が強くなってる人は、掻き壊しに皮膚が耐えられる様になる。

掻き壊れなくなるのです。だから、治って行くのです。と書きました。

皮膚の強度が足りないタイプの人の回復、、、

これが今まで越えられない壁でした。とも書きました。

しかし、壁をクリアすることに成功しました。

実はとても簡単なことでした。

それは「施術のコツ」と言って良いと思います。

従来、施術に訪れる方々の症状は「僕自身のことでない」できごとでした。

もちろん懸命に施術していましたし、お役に立ちたい気持は人一倍です。

しかし、根本の気持ちが「自分のことではない」と認識していたのです。

マザータッチはなぜ効くのでしょう?我が子の苦しみが「人ごとでない」からなのです。

「人ごと」でなく「自分のことと同じ」と認識が変わると、回復が変わります。

ある時、施術しながらそのことに気付き、ハッとしました。心を持ち直しました。

そしたら、触るクセ、掻くクセがクリアできたのです。

不思議ですが、人ごとでなく自分のことと認識を変えたら、効果が大きく変わったのです。

アトピーだけでなく、どの様な病気や症状にも万能です。

施術をする側の人が皆さん気付いたら良いのに(^^)

アトピーのカユミと、掻き壊しのカユミの違い3

皮膚を掻かなければ、皮膚は修復され、アトピーは回復しますと書きました。

ところが、アトピーの方は「皮膚を掻くクセ」がついてしまっているのです。

皮膚を掻かなければ、皮膚は修復され、アトピーは回復するのですが、そうはいきません。

皮膚を掻き壊した結果、様々な刺激に対してカユミが出るという悪循環が待っています。

もっと根本的な問題があります。

それは、「皮膚は触るとカユくなる」ということです。

皮膚は触ると刺激されてカユミを起こします。

これは、ノーマルスキンの方でも同じです。


そして、「掻くとカユミは強くなり広がる」という性質もあります。

これも、ノーマルスキンの方でも同じです。

だから触らないことが重要なのです。

ところが、触るクセがある。睡眠中は抑制が利かない。

ここはどうしようもないのです。

睡眠時に手袋したって、寝てるうちに取っちゃって掻きます。

深爪しても、強く掻けば同じようになってしまいます。

しかし、このような問題を抱えながらも良くなる人があります。

それは、施術によって皮膚が強くなってる人です。

強い皮膚に変わることによって、掻き壊し刺激に皮膚が耐えられる様になるのです。

掻き壊れなくなるのです。だから、治って行くのです。

皮膚の強度が足りないタイプの人の回復、、、

これが今まで越えられない壁でした。

しかし、壁をクリアすることに成功しました。

このコツは次回に!

アトピーのカユミと、掻き壊しのカユミの違い2

身体の奥から湧き上るカユミでなく、

皮膚の表面がカユい場合は、アトピーのカユミではないと書きました。

それは、皮膚を掻き壊した結果、様々な刺激に対してカユミが出ているのです。

ですから、皮膚を掻かなければ、皮膚は修復され、アトピーは回復します。

しかし、物事はそう単純にはいきません。

アトピーの方は「皮膚を掻くクセ」がついてしまっているのです。

普段から皮膚を気にしているので、無意識に皮膚を触ります。

その延長で、掻いてしまうのです。

だから触らなければ良いわけですが、クセになっていますから無意識に触ります。

昼間は意識して触らない様にできても、睡眠中はそうはいきません。

また、汗やホコリの刺激がカユミを起こしたりしますから、

こちらも意識して掻かない努力が要ります。

たいへんなのです。

さらに、もうひとつ根本的な問題があります。

それは次回に!

アトピーのカユミと、掻き壊しのカユミの違い1

アトピーのカユミはツラいです。

カユミに「アトピー由来」と「非アトピー由来」の2種類があるのをご存知ですか?

皮膚がカユい症状が全てアトピーによるものではないのです。

違いを解説しましょう。

アトピーのカユミの特徴は、「身体の奥から湧き上ってくるカユミ」です。

もともとアトピーの症状はデトックスですから、そのようなカユさなのです。

非アトピーのカユミの特徴は、「皮膚表面のカユミ」です。

これはアトピーが起こっている時に皮膚を掻き壊して起こります。

掻き壊しによって、皮膚が傷付きガサガサになることで起こります。

皮膚の炎症やかさぶた、ホコリや雑菌などの刺激によってカユミが誘発されます。

身体の奥から湧き上ってくるカユミが感じられず、

皮膚表面のカユミだけを感じる場合は、アトピーは回復しているのです。

だから、掻かなければ皮膚の修復がされてキレイになるのです。

しかし、問題はそう簡単にはいきません。

この続きは次回に!

アトピーのスキンケアもリッチー流

アトピーの患者さんにスキンケア法を聞かれます。
「どんなスキンケアが良いでしょう?」

僕が答えます。「テキトーで良いですよ。」

患者さん「???」

こんな感じです(笑)

テキトーというのは、決していい加減ではありません。

適ってる、当たってるという方法です。

だから、すぐに脱ステロイドなんてしないことが大事です。

今の皮膚状態にフィットしたスキンケア。

ステロイドにしろ、プロトピックにしろ、抗ヒスタミン軟膏にしろ、保湿軟膏にしろ、急に止める必要なんてありません。

リバウンドさせないでオサラバすることがイチバン望ましいですね。

ですが、患者さんは臆病になっていますから、ゴーサイン出してあげる方が楽に取り組めます。

皮膚の改善状態を見極めて、そっと背中を押して上げるのも、漢和堂のグッジョブです。

一般的なスキンケアの意味2

一般的なスキンケアに終始しても、あなたの悩みは解決しないことをおわかりいただけたでしょうか。

お部屋掃除のゴミの捨て方を、アトピーの治療に応用してみましょう。

皮下に溜まった身体のゴミは、軟膏で覆い隠すのではなく、皮下から体外に排泄してあげることが必要です。

しかし、それだけでは足りません。

新たなゴミが発生しない様にしなければなりません。

それには「小腸の粘膜障害」を解決し、小腸の粘膜の網の目を細かい本来の状態に戻してあげれば良いのです。

そうしないと、ゴミが発生する

皮下に溜まる

溜まったゴミを排泄させる

このサイクルを「施術で繰り返す」だけになってしまいます。

小腸の粘膜障害を解決してあげれば、新たなゴミは発生せず、皮下にゴミが蓄積することもなくなります。

蓄積しなければ、ゴミを排泄させるための施術も必要ないということになります。

漢和堂での施術は、皮下に溜まったゴミの排泄を促しながら、新たなゴミの発生を防いでいくことを同時並行で行ないます。

同時並行で2種類の施術を行なうのです。そのことによって相乗効果を期待できます。

その方法は「漢和堂指圧」と「内臓・リンパ施術」で行ないます。

現状のスキンケアでは良くならない理由と、当院の施術で良くなる理由がおわかりいただけたと思います(^^)

一般的なスキンケアの意味1

アトピーは皮膚の病気ではなく、
1小腸の粘膜障害
2デトックス力が弱い体質

このふたつの条件が重なりあって起こる「症状」だと書きました。

アトピーという皮膚炎症状が起きる過程についても書きました。

どうして皮膚炎が起こるのかの理解ができたと思います。

では、一般的なスキンケアは意味があるのでしょうか?

症状隠しという点においては意味があります。

でも、アトピーに悩んでるあなたは症状隠しを望んでいませんね。

漫然とスキンケアを繰り返しても良くなってこないし、止めてしまうと悪化するから仕方なく行なっているんではないでしょうか。

むしろ、症状隠しはいけないと思いながらスキンケアを行なっていませんか?

一般のスキンケアは、掃除に例えると意味がわかります。

部屋を掃除しようとほうき(今どきは掃除機ですが:笑)でホコリ等を掃き集めます。

そして、掃き集めたホコリをカーペットの下に掃き込む。これと同じです。

つまり、ホコリが身体に溜まったゴミ、カーペットがスキンケアの軟膏です。

お部屋は本当にキレイになったでしょうか?見た目だけはキレイです。

ホコリは、掃除を重ねる度にカーペットの下に溜まり続けます。

スキンケアでキレイにしている皮膚の下も同じです。

カーペットを取り払うと、溜まりまくったほこりが一気に出て来ます。

これがリバウンドです。

軟膏を塗るのを止めると、リアルな本来の状態が露出するのです。

これは治っていないから起こることですね。

ホコリはちりとりに取って、ゴミ箱に捨てなければお部屋はキレイになったとは言えません。

同じことを、施術で実現すれば良いのだということがおわかりでしょうか。

アトピーは皮膚の病気ではない、のです。2

高分子のまま吸収された栄養は、分解され、ゴミとなります。

通常、ゴミはデトックスによって排泄されます。

しかし、アトピーの方は、
2デトックス力が弱い体質です。

デトックスによってゴミが充分に排泄されません。

身体に蓄積したゴミは皮下に溜まっていきます。

皮下に溜まっているゴミは、身体には不要なものです。要らないものは排泄されます。

要らないゴミが「皮膚炎という症状として排泄されている」これがアトピー性皮膚炎です。

おさらいをしておきましょう。

小腸の粘膜障害で栄養が高分子で吸収される

身体を守る免疫系が異物として認識する

異物を排除する反応が起こる

高分子の栄養は分解されてしまう

ゴミとなって皮下に蓄積する

溜まったゴミが皮膚炎という症状で排泄される

このサイクルが常に起こっているのが、アトピー性皮膚炎なのです。

だから、皮膚に軟膏を塗ってばかりでは解決できないのです。

アレルゲンを除去しても解決しないのです。

食事を制限しても解決しないのです。

現象に対処しても原因は解決できていないのです。

漢和堂的解決は、病態に則して行ないます。

次回から、説明をして行きますね。

アトピーは皮膚の病気ではない、のです。1

アトピー性皮膚炎は皮膚に特有の症状の出る病気ですが、皮膚の病気ではありません。

という話は聞いたことがあるかもしれませんね。では、どんな病因なのでしょうか?

実は、二つの病態が重なって起こる病気なのです。その二つの病態とは、
1小腸の粘膜障害
2デトックス力が弱い です。

詳しく説明しましょう。

1小腸の粘膜障害:小腸は7メートルもある巨大臓器です。そして、広げると表面積はテニスコート1枚から2枚分!それがお腹に収まっています。

普通に考えれば、人体の驚異のひとつですが、そんな巨大臓器がお腹に収まってるんですから、いつもどこかでシステム障害が起こっていても不思議ではないのです。

小腸では食べたものを消化し、栄養を吸収するということが行なわれています。

その際、タンパク質はアミノ酸かペプチドという単位まで分解されてから吸収されます。

ただし、小腸の粘膜の網の目が正常ならばです。

正常でなく、小腸の粘膜の網の目が粗くなっていたらどうでしょう?

アミノ酸、ペプチドまで分解されない高分子のまま吸収されてしまうということが起こってしまします。

そうすると、身体は異物が侵入して来たと勘違いします。免疫システムが作動し排除しようとします。

そして、高分子のままの栄養は免疫系に攻撃され分解されます。そして分解された残骸は身体にとってゴミとなります。

ゴミは身体のデトックス力によって排泄されれば良いのですが、アトピーの方はデトックス力が弱い体質です。

デトックスによってゴミが充分に排泄されず、身体に蓄積していきます。

そして、負の連鎖がアトピー性皮膚炎に繋がって行きます。。。

この続きは次回に。